病院薬剤師の働き方は病院の規模を参考に!自分に合った病院へ就職を!

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病院薬剤師になりたいけど、病院の種類が多くて選べない…

どんな病院が自分に合っているんだろう…

病院薬剤師の働き方はたくさんあるので、自分に合っている病院って探すのが難しいですよね?

自分も就職する時はそうでした。

この記事では、病院薬剤師歴10年の自分が、今の自分ならこんな病院の選び方をするというのを解説します。

この記事を読んでほしい人
・病院へ就職したい人
・病院へ転職したい人

この記事を読む前に、どんな病院薬剤師になりたいかで病院選びは変わってきます。

病院薬剤師の仕事ややりがいって何?って方はまずはこちらの記事を参考にしてください。

⇒ 病院薬剤師の魅力・やりがいを現役病院薬剤師が紹介

どんな薬剤師になりたいかを考える時は自己分析も有効です。自己分析のやり方はこちらの記事を参考にしてください。

⇒ 病院薬剤師に向いている人はどんな人?マインドマップを用いた自己分析のやり方を解説

病院選びについては結論から言うと、私個人の考えではありますが、

やりたいことがある人は、それができる病院(がんに特化して働きたいならがんセンターなどの特定機能病院)

決まっていない人は総合病院かつ病床数が200~400床程度の規模の病院がおすすめです。

病院の特徴から考える病院の種類

病院の特徴で病院の種類を考えると、

  • 特定機能病院
  • 地域医療支援病院
  • 一般病院
  • 総合病院(医療法からは廃止)

などに分けることができます。

特定機能病院

国から指定されている特定機能病院は、高度の医療の提供、高度の医療技術の開発及び高度の医療に関する研修を実施する能力等を備えた病院とされており、多くの場合は大学病院が指定されています。

⇒ 特定機能病院について(厚生労働省ホームページより)

承認用件の一つに病床数400床以上があるため、大規模な病院となります。

地域医療支援病院

地域医療支援病院は、地域の病院・診療所を後方支援する役割を担う医療機関として、都道府県知事の承認を得ている病院になります。

⇒ 地域医療支援病院について (厚生労働省ホームページより)

承認用件の一つに病床数200床以上があるため、ある程度の規模がある病院といえます。

一般病院

一般病院は上記のように厚労省から指定されていない病院のことになります。

多くの病院はこちらになりますが、様々な特色を持っている病院も多くあり、特定機能病院などでなくとも、小児科に特化した病院や、妊産婦に特化した病院、がんに特化した病院など様々な専門病院があります。

病院独自の取り組み、地域への貢献など特色のある病院も多くあります。

総合病院とは

総合病院とは一般的に内科、外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科の5科を含む病院のことを指します(医療法の規定からは廃止)。

複数の診療科を扱うため、病床数もある程度大きく、行う仕事内容も多岐にわたります。

病院選びのポイント

病院選びのポイントとしては自分の中に必ずやりたい分野の仕事があるかが重要になります。

もしやりたいことが、他の病院ではできないことの場合、募集さえあれば専門の病院を目指すべきだと思います。

一方で、まだ定まらない、募集が無いという場合には総合病院をおすすめします。

理由として、薬剤師はチーム医療での役割として、医師の専門でない分野の薬剤をサポートするジェネラリストとしての役割があります。チーム医療で活躍するためには専門知識だけでなく幅広い知識が求められます。

⇒ どんな薬剤師になりたい?ジェネラリストとスペシャリストを考える

総合病院では複数の診療科の処方を取り扱い、様々な病棟で仕事を行う機会も多く、様々な症例を経験することができます。幅広い知識を得るためにも、個人的に最初は総合病院がよいと思っています。

病院の規模

病院の大きさで考えると

  • 大規模(1000病床以上)
  • 中規模(400病床以上)
  • 小規模・クリニックなど   

などの病院があります。

私のおすすめとしては、中規模の病院となります。

1000床以上の病院となると、

  • 病院が有名
  • 学会・研究などへの積極的参加
  • 専門・認定薬剤師が多数
  • 有名な医師や薬剤師の先生が在籍

など多くのメリットが挙げられます。

一方で

  • 業務が分担されている(調剤のみ、注射のみ)
  • 競争が激しい(自分が望んでいる専門・認定を取得できるとは限らない)
  • 病院全体を把握することが困難

など大規模ならではの問題もあります。

200~400床程度の中規模病院では、

個人が複数の業務を兼任することが多くなります。

午前中は調剤室、午後は病棟業務など、シフトによって業務管理されていることが多いです。

一通りの病院薬剤師の業務につくことができることがメリットになります。

望んでいる業務にも大規模病院よりは、希望が通りやすくなります。

一方で、様々な業務に取り組む分、研究や学会発表などの専門性については、大病院のほうが向いているといえます。

小規模の病院やクリニックでは、病院全体を把握しやすいですが、薬剤師の人数に限りがあるため、できる業務に限りがあります。

まとめ

上記のような理由で、特定の病院が良いなどの強い希望がない場合は

ジェネラリストとしての力を身につけるのに適している中規模の総合病院を私は勧めます。

病院就職全体の流れについてはこちらを参考にしてください。

病院薬剤師歴10年の薬剤師が考える 病院への就職活動の始め方

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