新人薬剤師が怒られる場面 怒られないための解決策

新人

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毎日怒られてばかり…

自分だって怒られたくて

やっているわけではない

こんな悩みを抱えた新人さんは多いのではないでしょうか?

この記事では新人さんが怒られる場面と解決策について、病院薬剤師10年の私が解説します。

新人さんが怒られる場面
・患者さんに関わる間違いをしたとき
・仕事の効率が悪いとき
・相手がイライラしているとき
解決策
・知識・技術を身につける
・コミュニケーションをとる
・自分の考え方をずらす

怒ることは一人ではできないコミュニケーションの一つになります。

うまくいかない時は相手がどんな時に怒るのかを考えてみましょう。

この問題を解決することで、人間関係がスムーズになり働きやすくなります

新人薬剤師さんが抱える悩みについてはこちらの記事も参考にしてください。

患者さんに関わる間違い

薬剤師のつらいところとして、医療の現場では「失敗を次に活かす」ということができない点があります。

薬剤師の間違いにより、患者さんへの不利益、最悪の場合命に関わる重大な過ちになる場合も考えられます。

病院では患者さんだけでなく、他の医療スタッフに迷惑がかかることも避けなければならないです。
(他の医療スタッフが間違う引き金になることも考えられるから)

そのような背景のため、日ごろから先輩薬剤師は調剤ミス連携ミスには気を配っています。

そんな中で、不注意や勉強不足による間違いが生じた場合、厳しく怒る場合があります。

知識を身に付ける

知らないことによる間違いは、知ることでしか解消できません。

薬剤師は「知らなかった」を間違いの理由にしてはいけないため、日々の勉強が重要になります。

まずは注意されたことの復習をしっかり行うことが大切です。

薬剤師の勉強方法についてはこちらの記事で紹介しているので参考にしてください。

⇒ 【新人薬剤師 必見】病院薬剤師の勉強方法 調剤薬局でも使えます

また医療に関する知識を身につけるのであれば、情報サイトの活用が必須です。

情報サイトをお得に利用するにはこちらの記事も参考にしてください。

⇒ 薬剤師におすすめのポイ活できる情報サイトを比較

報告・連絡・相談をする

連携ミスを防ぐためには報告・連絡・相談のいわゆるホウレンソウが大事になります。

ホウレンソウは責任の共有が目的のため、ホウレンソウを行うことで怒られる機会は減ります。

聞いてくれない先輩もいるんだけど

忙しくて聞いてくれない時には、独り言でもいいので口に出しましょう。

報告
○○やります!
⇒ 反応が無くても、とりあえず周りに伝えることが大事

連絡
○○やりました!
⇒ 反応が無くても、聞いています

相談
○○について、こう思うのですが、どうですか?
⇒ 自信が無い時は、自分の意見を述べてから相談

話すことで責任が共有されるので、無言であれば、黙認ととらえてよいケースがほとんどです。

⇒ 【新人薬剤師必見】薬剤師に必要なコミュニケーション能力とは?

仕事の効率が悪い

薬剤師の仕事が忙しいことは皆さん承知だと思います。

そんな中で効率の悪い動きをしていると、イライラされたり、場合によっては怒られる時もあります。

では効率良く動くにはどのようにすれば良いのでしょうか?

下記の様なことが新人さんには必要だと思います。

  • 仕事の全体像の把握
  • すきま時間の活用
  • 自らのスキルアップ

仕事の全体像の把握

優先順位を考えて動いて!ってよく言われるけど

よくわからないんだよな・・・

上記のような新人さんは多いと思います。

優先順位を考えるには仕事の全体像を把握することが、もっとも重要です。

全体像を把握することで、次のことがわかるからです。

  • 仕事の優先順位
  • 自分のできる仕事

仕事の優先順位を考えるときは、自分中心ではなく、周りの仕事も考えて動く必要があります。

どのように動けば業務全体が、スムーズに進むかを考えて行動します。

自分のできる仕事を考える時も、自分中心ではなく、周りの仕事を考えて動くことが大事です。

自分が何をしたら、相手は行動しやすいかを考えて動きます。

どちらにも共通することは、周りの状況、周りの人をよく見る必要があることです

わからない時は、先輩が何をしているのかをよく見て、何を考えているのかを考えてみましょう。

仕事の動きの考え方はこちらの記事でも紹介しています。

⇒ こんな新人さんと一緒に働きたい!新人薬剤師に必要な心構えは?

すきま時間の活用

すきま時間を有効に利用することも大切です。

薬剤師の業務には監査のような時間をかけなければならない業務と、補充・予製・薬剤の勉強のような隙間時間で行えることがあります。

時間が空いた時に何ができるかを、考えながら行動することで隙間時間を有効に使えます。

この場合も全体を考えて何を行うと業務が円滑に進むかを考えることが大事です。

実際すきま時間をうまく使っている新人さんは働き者の印象を受けます。

自らのスキルアップ

自らのスキルアップで改善する場合も多くあります。

薬剤師の勉強は薬や病態の勉強だけだと思っていませんか?

薬剤師の業務ではパソコンのスキルも重要です。

覚えておくとよいスキルとして

  • ブラインドタッチ
  • ショートカットキー
  • ワード、エクセル、パワーポイント

この辺りが挙げられます。

  • タイピングが遅くてカルテを占有している人
  • ショートカットキーをうまく使わなくて作業が遅い人
  • 日誌をワードやエクセルに打ち込むのが遅い人

などパソコン周りでイライラしている先輩も多いはずです。

もし思い当たる点がある方は、ぜひスキルアップを目指してみましょう。

業務効率だけでなく、周りからの印象大きく変わるはずです。

相手がイライラしているとき

あの先輩はいつもイライラしてて、話しかけるのやだな・・・

とっても気持ちはわかります。

医師、患者にも自分のイライラをすぐにぶつけてくる人は、多かれ少なかれ必ずいます。

イライラしている人を相手にするのは、メンタル的にもしんどいです。

避けれるときは避けるのもありですが、職場ではどうしても話さなければならない時もあります。

そんな時は、次のような方法が有効です。

  • 何を言われても肯定する
  • 相手の考えを考える
  • 相手を哀れむ

何を言われても肯定する

イライラしてくる人は攻撃をしてきます。こちらは必ず肯定して受け流しましょう。

肯定されると次に続かないため、攻撃される時間が短くて済みます。

反論や無視は相手を怒らせるだけなので絶対に避けましょう。

相手の考えを考える

コミュニケーションの基本は相手の考えを考えることです。

相手が何を考えて、何を言ってくるのかを予想することで
攻撃をされても落ち着いて聞くことができます。

相手を哀れむ

相手の言うことを別の視点から見ることも有効です。

  • あの人はいつも攻撃してきて、楽しいことがないんだろうな
  • 常に怒っていてかわいそうだな

など、視点を変えて聞くことで、精神的優位になりメンタルが楽になります。

明らかに業務とは関係なく怒っている人にはこのような方法で自分を守りましょう。

自分の考え方をずらすだけで、楽になることもあります。

疑義照会の際も怒られることはよくあります。疑義照会のコツはこちらを参考にしてください。
【新人薬剤師必見】怒られない疑義照会のコツを病院薬剤師が解説

まとめ

新人さんが怒られる場面と解決策を紹介しました。

  • 知識や技術で回避できるもの
  • コミュニケーションをとることで回避できるもの
  • 自分の考え方を変えて対応するもの

新人さんは患者さんに関することで怒られたのであれば真摯に受け止めましょう。

でもキツイ言い方をしてくる人やイライラしている人のいうことは自分の受け取り方を変えるのも有効です。

コミュニケーションは相手の考えていることを考えることが大事です。

他にも新人さんがやるべきことを記事にしていますのでよかったら参考にしてください。

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