新人薬剤師の目標例 具体例を挙げて解説 悩める新人さんの不安解消のため

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病院に就職した!がんばるぞ!でも何をすれば??

先輩はいつも忙しそう、自分で考えなきゃ

就職したけど教えてもらえないと、成長できるか不安になりますよね?自分も新人のときはそうでした。

この記事はそんな新人薬剤師さんに向けた内容になります。

この記事がおすすめの人
・なかなか教わる時間が作れない方
・業務だけこなして、仕事がつまらない方
・自分の成長が自覚できなくて不安な方

この記事の内容
・目標に向かって行動するメリット
・目標の立て方
・おすすめの目標例

目標を立てて行動することは

  • 業務が効率化し、結果として教えてもらう時間が増える
  • 自分の進捗度合いを確認することができ、やる気につながる
  • 成長できているか、わからないことによる、不安が解消できる

などのよい効果が生まれます。

このような悩みを持った新人さんはまずは目標を立ててみましょう。
自分の成長が自覚できて、自信やモチベーションにつながります!

新人薬剤師さんが抱える悩みについてはこちらの記事も参考にしてください。

目標に向かって行動するメリット

目標に向かって行動することで次の様なメリットがあります。

  • 業務の効率化
  • やる気の維持
  • 成長していないかもという不安の解消

業務の疑問を調べることが目標となる場合、達成することで業務がスムーズに進みます。

その結果、先輩薬剤師とのコミュニケーションが増え、教わる機会も増えます。

目標を立てることで、自分の現在地を知ることもできます。

例えば、循環器の勉強が目標の場合、

病態をさらに細分化すると、
心筋梗塞、心不全、高血圧など様々な病態があります。

目標を立てることで、心不全と高血圧のガイドラインは読んだとか、心筋梗塞はまだとか、目標の全体把握現在地がわかります。

自分の現在地を知ることで、成長が形として実感できるため、やる気の維持に繋がります。

また、自分の成果を記録に残せるため「自分は成長してないかも」というような不安が和らぎます

目標の立て方 大事なことは全体像の把握と小さな計画

目標を達成するためには継続することがもっとも重要になります。

継続して行動するためは次のように目標を立てることが有効です。

  • 目標までの全体像を把握すること
  • 小さなステップから立てること
  • 成果はできるだけ明確に

目標を立てる際はまずゴールまでの全体像を考えます。
そこから小さなステップに細分化していきます。

小さなステップを立てることは成果を感じるためです。
成果を感じることでモチベーションが維持できます。

小さな目標としては結果が見える目標が望ましいです。
成果が明確でなければ、自分の成長が感じにくくなり、やる気がなくなります。

例えば資格取得は、次の様に目標を立てることができます。

資格取得までの具体例
  • 全体像の把握
    目標への道筋を考える
    • 資格の種類について調べる
      • 自分の取得したい資格は?
      • 資格を取得することによるメリットは?
    • 資格取得の方法について調べる
      • 取得に必要な時間・金額は?
      • 試験や症例報告の難易度は?
  • 小さな目標
    小さな目標を明確に
    • 単位を取得
      • 年間何単位?
    • 学会参加
      • 学会のスケジュールは?
    • 試験対策
      • 試験に必要な知識は?
      • 試験日はいつなのか?
  • 成果目標
    成果を明確に設定
    • 単位目標
    • 学会参加
    • 参考書の理解
  • 実践
    目標の達成と見直し
    • 順調ならそのまま継続
    • うまくいかないときは計画の見直し
  • 大きな結果
    目標達成
    • 資格取得

最初に道筋を考えることで、無駄なく単位取得や試験対策を行えます。

漠然としていて全体像の把握ができない目標の場合は、把握できるまで目標を小さくすることも有効です。

少しずつ目標達成することで、
途中でやる気を無くさずに大きな目標を達成することができます。

これらの点を意識して目標を立ててみましょう。

⇒ 病院薬剤師のキャリアアップ!資格取得方法と転職タイミング

1年目の薬剤師さんにおすすめの目標例の紹介 

自分ではなかなか目標が見つからないって新人さんには下記の目標がおすすめです。

  • 業務に役立つこと
  • 自分が興味を持っていること
  • 資格取得
  • ジェネラリストを目指す

1年目は業務を覚えることで手一杯になりがちです。

新しいことを覚えるより、薬剤師としての視野が広がることを行うとよいです。

業務に役立つことは業務の効率化につながる

まず迷ったら業務に関連した内容を調べることがおすすめです。

このメリットは業務がスムーズになると自然と教わる機会が増えるからです。

主に考えることとしては、

  • 注意されたこと
  • 分からなかったこと

について調べる事をおすすめします。

業務に関連することは薬のこと病態のこと運用面のことでもよいです。

これらを解消していくことで業務の効率化ができ、結果として教わる時間も増えてきます。

大事な事としてそれらの点を見落とさない様に普段からメモを取る習慣をつけましょう。

私の場合は最初はひたすら調剤室の内部規則を確認していました。

内部規則をしっかり把握することで、調剤室を効率良く動くことの楽しみができた記憶があります。

自分の興味あることの勉強はモチベーションにつながる

自分の興味のあることを調べる事もおすすめです。

このメリットは興味あることなのでモチベーションが維持しやすいことにあります。

調べる媒体は何でもよく、下記辺りが取り組みやすいです。

  • インターネット
  • 動画配信

注意として、インターネットや動画は、だらだら見てしまい、何を行ったかがわかりにくい点が挙げられます。

本は、読み切ること自体を目標としてもよいですし、毎日一項目など小さな目標も立てやすいためおすすめです。

私は新人の頃は感染症についての本を購入しました。

抗生剤の使い分けなどは聞いただけではなかなか理解することが難しいため、興味のある方にはおすすめです。

他にも新人さんへおすすめの本についてはこちらの記事を参考にしてください。

⇒ 【新人薬剤師さん向け】領域別最初におすすめする本

資格取得は年単位で計画を

資格の取得は目標の定番ですが、こちらもおすすめです。

こちらは成果が形となって残ることがメリットです。

資格取得には時間がかかります。
年度毎に単位が必要な資格も多く、1年目に資格の取得方法を知っておくことは大事です。

資格の取得には下記の様なことが必要になります。

  • 学会参加
  • 講習会
  • eラーニング

資格取得は時間がかかり、目標が大きくなりやすいため、小さなステップを立てる用にしましょう。

⇒ おすすめの認定薬剤師は何?病院薬剤師が認定取得までの流れを解説

ジェネラリストを目指す 長い道のりだけど少しずつ

資格取得のようなスペシャリストを目標とする他に、ジェネラリストを目指すという選択肢もあります。

ジェネラリストは医師の苦手分野を補い、チームの中で薬剤師に求められる役割になります。

詳しくはこちらの記事も参考にしてください。

⇒ どんな薬剤師になりたい?ジェネラリストとスペシャリストを考える

薬剤師2年目の目標はモチベーションの維持

2年目になると仕事に慣れ始め、業務が単調になりがちです。

2年目は1年目で紹介した目標例に加え、モチベーションを維持する目標が有効です。

おすすめの目標は業務効率を上げる提案をすることです。

私は新人研修が終わった後、調剤室配属され、2年目は調剤室で働いていました。
業務の中で毎回DOACの腎機能別の用法・用量が覚えられず調べていました。
そこで一覧表を作成してみたところ、調べる時間が減り、急な問い合わせにもスムーズに対応できるようになりました。
その結果、調剤室に置かれるようになり全体の業務改善につながりました。

自分で提案したことが採用されると、とてもモチベーションがアップします。
やらされている仕事ではなく、自らやるとやる気が出ます。

業務改善のポイントとしては、
自分が普段から行うことを振り返ることが大事なポイントになります。

  • よく調べる薬剤
  • よく出る処方
  • よく行う疑義紹介

普段からよく行うことは、もしかしたら無駄を省けることがあるかもしれません。

  • よく調べる薬剤 ⇒ 付箋を貼る、一覧表を作成
  • よく出る処方 ⇒ 予製作り
  • よく行う疑義紹介 ⇒ 根本が改善できれば無くなるかも(注意喚起や運用改善)

業務改善は経験アイデアが大事です。
先輩薬剤師は経験が豊富でも慣れてしまって業務改善の発想が無い場合もあります。
そんな時は後輩薬剤師の発想に助けられることもあります。
些細なことでも部署の業務効率を上げる方法があれば、先輩に相談してみることもおすすめです。

薬剤師3年目の目標は後輩の教育と学会発表

3年目の薬剤師となると業務にも慣れ、後輩の面倒を見ることもあります。

1年目、2年目で自分が悩んだことを後輩に教えましょう。

  • 勉強方法
  • 目標の立て方
  • 困ったときの対応

教えることは時間がかかり大変ですが、後輩が進んで仕事に取り組むようになると、結果として自分の業務も楽になります。

自身のキャリア形成として、自分の仕事が落ち着いたら学会発表を目指してみることもおすすめです。
学会発表は次のようなメリットがあります。

  • 自分の業績が形になる
  • 他施設との交流の場

学会発表の内容は学術的な発見はもちろんですが、業務改善の発表なども大切です。
自身の日々の業務の取り組みをまとめてみましょう。

他施設の発表から自分の病院へ持ち帰れる内容もあります。
それが更にモチベーションアップにつながり自分の仕事につながります。

まとめ

目標を立てて行動することは、下記のような効果が生まれます。

  • 業務が効率化し、結果として教えてもらう時間が増える
  • 自分の進捗度合いを確認することができ、やる気につながる
  • 成長できているか、わからないことによる、不安が解消できる

一つ一つ目標を達成する事で充実感や成果に繋がります。

小さな目標でいいので立てて行動してみましょう。

大事なことは自分がやりたいことをやることです。
評価はその結果なので、あまり気にせずにやってみることが大事です。

他にも仕事について悩んでいる方はこちらの記事も参考にしてください。

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