新人薬剤師が抱える仕事の悩みは?将来のためにやれることは?

新人

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薬剤師になった!

でもこのまま何となく働いてて大丈夫かな…

毎日怒られる…

どうしたらいいんだろう…

新人薬剤師さんにはいろいろな悩みが出てくると思います。

将来への不安、人間関係、勉強のやり方、今後のキャリア…

この記事では新人さんが悩みがちなことの対処法現役病院薬剤師の自分が紹介します。

新人さんが悩みがちなこと
・やるべきことがわからない
・知識不足,情報不足
・おすすめの道具や必需品
・目標の立て方や目標例
・すぐに怒られる…人間関係がつらい
・職場で放置される…労働環境の悩み
・将来のキャリアへの悩み
・新人の転職について

自分もそうでしたが、新人の頃は悩みがたくさんあります。

悩みがあると不安で仕事がつまらなくなりますよね…

一つ一つ解決して楽しくやりがいのある薬剤師ライフにしましょう。

  1. やるべきことがわからない新人薬剤師がやるとよいこと
    1. 仕事内容の把握
    2. 人間関係の構築
    3. 勉強方法のやり方
    4. キャリアプランを考える
  2. 知識不足・情報不足を解消する勉強方法
    1. 知識や情報は医療従事者とのコミュニケーションに必要
    2. 疑問をメモする
    3. 新薬・医療業界の情報収集
      1. 情報サイト
      2. 学会ホームページ
    4. インプットを増やす
  3. 効率良く仕事をしたい薬剤師が持っている道具や必需品
    1. 実際に使って役立った道具
      1. 針なしステープラー
      2. 印鑑・ハンコ (キャップレス + リール)
      3. 白衣用ペンケース
    2. 仕事中に持ち歩く本
  4. 目標の立て方や目標例を紹介
    1. 大事なことは全体像の把握と細分化したステップ
    2. 目標例の紹介
  5. 仕事ができないと怒られる…人間関係の悩み
    1. 仕事ができないと怒られる
      1. 仕事内容がわからない
      2. ミスをしてしまう
      3. 苦手な人がいる
    2. 働き方の意識が違う
  6. 放置される…労働環境を変える事は難しい 教育してもらえないときはどうする?
    1. 忙しくて教育してもらえない
    2. サービス残業
      1. すき間時間で勉強会へ参加
      2. 症例報告の効率化
      3. 資格取得を目指す
  7. 将来のキャリアは早めに計画!
    1. 目標がない
    2. 取得したい資格がある
    3. 結婚・出産後のライフプラン
      1. 産休・育休を取得している先輩に話を聞く
      2. 不安を明確にしておく
  8. 将来のキャリアを考える!新人で転職はあり?
    1. 新人での転職をおすすめしない場合
    2. 新人で転職したほうがいい場合
  9. まとめ

やるべきことがわからない新人薬剤師がやるとよいこと

薬剤師になったぞ!

でも何をやろう…

薬剤師になったばかりの新人さんに多い悩みとして、何をやればいいかわからないことがあります。

国家試験合格のような明確な目標がある薬学生と違って、仕事では自分でやることを考える必要があります。

しかし焦っていても不安は広がるため、まずは生活の地盤を固めことが大事です。

  • 仕事内容の把握
  • 人間関係の構築
  • 勉強方法のやり方
  • キャリアプランを考える
  • ライフワークバランスを整える

詳しい内容はこちらの記事も参考にしてください。
病院薬剤師1年目の新人が就職してからやるべき5つのこと

仕事内容の把握

  • 自分の仕事の役割
  • 一日の仕事の流れ
  • 全体の仕事

仕事を覚えることはもちろんですが、なぜを考えながら行動することで成長は早くなります。

自分の仕事の意味や全体の仕事を考え、仕事の優先順位を考えると効率よく仕事ができます。

人間関係の構築

  • 先輩薬剤師
  • 医師
  • 看護師

上記の他にもコメディカルや卸さんと仕事では様々な人と関わります。

顔と名前を覚えることもコミュニケーションには大事です。

苦手な人も、あいさつを自分から行うことは心がけるとよいです。

人間関係が良好なことが仕事でのストレスを減らす重要なことです。

勉強方法のやり方

働きながら勉強することは大変です。

そのため自分に合った勉強方法を見つけることが、重要になります。

  • 勉強する内容
  • 勉強する方法

習慣化すると、数年後に大きな差となってきます。

キャリアプランを考える

将来どんな薬剤師になりたいかを考えることはモチベーションにつながります。

資格取得や将来の仕事内容を考えての準備は早いほうがよいです。

まだ漠然としている人も、仕事に慣れてくると将来のことを考える余裕ができるので安心してください。

知識不足・情報不足を解消する勉強方法

新人の頃、最初に感じたこととして、知識・情報の不足があります。
必要な知識や情報は様々な種類があります。

  • 薬剤に関する知識
  • 医療に関する用語
  • 業界に関する情報

先輩薬剤師とのコミュニケーションがうまくいかないときは、もしかしたら自分の知識が足りていないのかもしれません。

勉強方法についてはこちらの記事も参考にしてください。
【新人薬剤師 必見】薬剤師は何を勉強したらいい?勉強方法5選を紹介 

知識や情報は医療従事者とのコミュニケーションに必要

知識・情報は薬剤師として仕事をするために必須です。

また、医療従事者の共通認識としてコミュニケーションにも必要になります。

知識不足の解消方法としては下記の方法などが挙げられます。

  • 疑問を書き出す
  • 新薬・医療業界の情報収集
  • インプットを増やす

疑問をメモする

とにかく新人のうちは疑問があったらメモを取ることを行いましょう。

薬剤師の業務は多忙です。調べる時間などは無く、先輩に聞く時間が無いことも多いでしょう。

分からない薬剤や医療用語があった際は、メモする習慣をつけてください。

メモをしないと後で忘れちゃう

メモしたことで分からないことを、自分で調べましょう。

そうすることで、疑問の確認ができ、自分で調べる習慣ができ調べる方法を学べます。

例えば、病院での薬剤師は薬剤のことを何でも聞かれます。
しかし薬剤師とはいえ全ての薬剤のことを知っているわけではありません。
他の医療者と異なる点は薬剤の調べ方を知っているという点です。
薬剤のどこに注意をすればよいかなどは、他の職種には真似できない専門分野になります。

調べる方法は経験値が大事です。回数を重ねることで自分に合った方法が見つかります。

新薬・医療業界の情報収集

新人さんは業務が忙しいなどの理由で、中々新薬の情報や医療業界のニュースなどが調べられないことも多いですよね。

気持ちはとてもよくわかるのですが、新しい情報は薬剤師にとって必須です。

業務が大変で余裕がないって人でも確認できることとして次の2つがあります。

  • 情報サイト
  • 学会ホームページ

情報サイト

情報サイトには新薬の情報や医療業界のニュースなどが日々更新されており、新しい情報を取得するにはよいツールとなっています。

また、記事は読みやすくできているものも多く、スマホを使用してのすきま時間を有効に使えます。

情報収集の方法はこちらの記事も参考にしてください。

⇒ 【新人薬剤師必見】病院薬剤師に必要な情報収集のやり方

学会ホームページ

学会のホームページは自分が取得したい資格がある場合は確認しましょう。

学会には認定に必要な単位や講習会のお知らせ、学会の予定が掲載されます。

学会は年に一回がほとんどであり、講習会でも年に1回の場合もあるため、計画を立てた方が効率よく取得できます。

更新頻度はそれほど多く無いので2~3ヶ月に一度でよいので確認しましょう。

インプットを増やす

医療の知識は膨大なため、知識をインプットすることは避けて通れません。知識を正しく理解してインプットするには時間がかかります。

正しく理解するツールとしては、繰り返し使用できるため本・参考書が適しています。時間があるとき、やる気がある時などに読める様に1、2冊読みたい本を用意しておくとよいです。

おすすめとしては業務に必要なものとは別に、自分の興味ある本を買うとよいと思います。
勉強にはなるけど急いで読まなくてもプレッシャーにならないものにするとよいです。

また勉強会への参加やeラーニングでの勉強も効果的です。

最近はネット視聴が増えており、すき間時間に利用することができるようになっています。

効率良く仕事をしたい薬剤師が持っている道具や必需品

!デキる薬剤師になりたい!

デキる薬剤師はかっこいいですよね。

仕事がデキる薬剤師さんは道具やツールにもこだわっています。

道具やツールを上手に使うことで効率よく仕事ができます。

仕事が捗ると自分の仕事に集中できたり、人間関係もよくなります。

ここでは私が実際に使ってみて役立った道具を紹介します。
詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
病院薬剤師の白衣のポケットには何が入ってる?効率よく業務を行うために必要な道具

実際に使って役立った道具

私が実際に使用してみて、特におすすめのものを紹介します。

  • 針なしステープラー
  • 印鑑・ハンコ(キャップレス+リール)
  • 白衣用ペンケース

針なしステープラー

片手に収まり、使い勝手がいいです。

針なしなので、針の補充がいらないのはもちろんのこと、そのままシュレッダーにもかけられます

個人情報満載の処方せんやプリント類をまとめるのに重宝しています。

個人的には穴あけしないタイプが好きですが、使い勝手に合わせてお好みでよいです。

印鑑・ハンコ (キャップレス + リール)

キャップレスのハンコとリールの組み合わせは時短に最適です。

特に毎回ハンコを探している人はこれにするだけで、ストレス解消時短に繋がります。

白衣用ペンケース

白衣は清潔さが大事なため、頻繁に着替えが必要です。

着替える度に道具を入れ替えるのは面倒なことだったので、ペンケースを使用しています。

また、道具を整理することでスマートな印象になります。

私はペンケースを使用することで、着替えが楽になるだけでなく、道具を無くしにくくなりました

白衣は施設によって違うので、自分の持ち物と白衣に合わせて好みのものを探すのも楽しくていいですね。

仕事中に持ち歩く本

  • ポケット医薬品集
  • 腎機能別薬剤投与量POCKETBOOK

正直ポケットには収まりきらないですが、病棟へは持ちあるくようにしています。

【既刊本3点以上で+3%】ポケット医薬品集 2022年版/龍原徹/澤田康文/佐藤宏樹【付与条件詳細はTOPバナー】 :BK-4525706015:bookfanプレミアム - 通販 - Yahoo!ショッピング
監修:龍原徹 著:澤田康文 著:佐藤宏樹出版社:南山堂発売日:2022年01月キーワード:ぽけつといやくひんしゆう2022 ポケツトイヤクヒンシユウ2022 たつはら とおる さわだ やす タツハラ トオル サワダ ヤス

最近は電子書籍やアプリを使うことも多いのですが、自分の施設では個人スマホのため、患者さんの前で使うには本を利用しています。

目標の立て方や目標例を紹介

目標ってどうやって立てるといいの…

目標を立てるって意外と難しいですよね。

目標の立て方のポイントは次のようになります。

  • 目標までの全体像を把握すること
  • 小さなステップから立てること
  • 成果はできるだけ明確に

目標を上手に立てることで効率よく成長ができ、モチベーションの維持につながります。

詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
新人薬剤師の目標例 具体例を挙げて解説 悩める新人さんの不安解消のため

大事なことは全体像の把握と細分化したステップ

目標を達成するうえで一番難しいのはモチベーションの維持になります。

そのため初めに大きな目標の全体像を理解することが大事になります。

その後、大きな目標を細分化して、小さなステップにしてあげます。

小さくても成果をあげることでモチベーションを保ちやすくなります。

目標例の紹介

おすすめの目標例としては

  • 業務に役立つことを調べる
  • 自分が興味を持っている事を調べる
  • 資格取得を目指す

などが挙げられます。

それぞれ目標を達成することで次のようなメリットがあります。

  • 業務の効率化
  • 薬剤師としてのやりがいが充実
  • キャリアアップ

目標に向かって成長することはやりがいにつながるのでぜひ行ってみてください。

仕事ができないと怒られる…人間関係の悩み

喜怒哀楽

人間関係に悩む新人さんは多いと思います。人間関係に悩む場合には次のようなケースが考えられます。

  • 仕事ができないと怒られる
    • 仕事内容がわからない
    • ミスをしてしまう
    • 苦手な人がいる
  • 働き方の意識が違う

それぞれについて解決方法を考えてみます。

仕事ができないと怒られる

そんな事も知らないの!

本当に国家試験に合格したの!

毎日言われると正直いやになります。
新人さんは怒られるとはいえ早く解消したい悩みになります。

怒られる理由には次のようなことがあげられます。

  • 仕事内容がわからない
  • ミスをしてしまう
  • 苦手な人がいる

仕事で何をしていいかわからない、焦ってミスをしてしまうことなどは新人さんにはよくあることだと思います。

その際に強い叱責を受けたり、厳しく指導されると、その後も萎縮してしまいます。

そうなる前に仕事ですぐに怒られることが悩みの方はこちらの記事も参考にしてください。

⇒ 新人薬剤師が怒られる場面 怒られないための解決策

仕事内容がわからない

仕事ができないって言われてつらい…

新人さんが仕事ができないと言われる理由の一つに優先順位の考え方があります。

優先順位を考えるためには、仕事の全容を把握する必要があります。

把握しなければならない内容は、仕事の全体量と仕事の割り振りです。

自分の(できる)仕事 + 先輩にしかできない仕事 = 仕事の全体量

例えば調剤室での仕事が次のように振られていたとします。
前方監査 → 調剤 → 監査 → 投薬
調剤投薬が自分のできる仕事とした場合、優先順位を決めるのは監査の進み具合になります。監査が滞っていれば、積極的に投薬を行い、監査する処方が無ければ、調剤を行い監査できる処方を増やすなどの対応がとれます。

自分のできる仕事は極力先輩の手を借りない、仕事が滞らないように順番を考えるなどが大事です。

仕事ができるようになって認められれば、人間関係はよくなります。

ミスをしてしまう

ミスをすることは誰にでもあります。ミスを起こした時に一番よくないのは報告、連絡、相談がない状態での発覚になります。これだけは避ける様にしましょう。

報告
○○やります!
⇒ 反応が無くても、とりあえず周りに伝えることが大事

連絡
○○やりました!
⇒ 反応が無くても、聞いています

相談
○○について、こう思うのですが、どうですか?
⇒ 自信が無い時は、自分の意見を述べてから相談

報告、連絡、相談を行うことは、責任を先輩と共有することが一番の目的です。

万が一ミスが生じた際にも共有していることで、その後の対応がスムーズになります。

そのため報告・連絡・相談ができない、新人さんは厳しく指導されます。

苦手な人がいる

苦手な人と毎日顔を合わせるのって、メンタル的につらいですよね。私も職場のこんな人たちが苦手です。

  • すぐ感情的になって攻撃してくる
  • どうでもいいことで絡んでくる
  • 仕事をさぼる

このような人達がいると仕事に行くのが嫌になります。

おすすめの解決方法としては、

  • 何を考えているか考える
  • 話を肯定する
  • 上から目線で話を聞く

などがおすすめです。

嫌な人は大抵同じような嫌なことをしてきます。相手がどんな嫌なことを言ってくるのか、この人はいつも同じことを言ってくるなど、相手が考えていることを予想すると気持ちが少し楽になります。

嫌なことをいう人の話は、否定すると相手が喜びます。

例えば、薬剤の機序を知らないと「本当に薬剤師免許持ってるの」とか「国家試験よく受かったね」とか言ってくる人はよくいます。
そんな時に、「すみません」とか「国家試験には出ませんでした」とか言うと火に油で倍返しにされます。
何か言われたときは「一応、持ってます」とか「運よく受かったみたいです」とか肯定すると、そのあと相手も同じようなことは言わないので効果があります。

嫌なことを言ってくる人からの言葉を脳内で変換することもおすすめです。

嫌なことでしか会話ができない可哀そうな人なんだとか、こんな人だと友達いないだろうなとか、上から目線に考え方を切り替えると憐みの心が生まれてストレスが軽減できます。

相手を変える事はとても大変であり、難しいことです。
解決方法としては、自分の考え方を変える方が有効です。

働き方の意識が違う

働き方は人それぞれであり、仕事に対しても考え方はそれぞれあります。しかし、一緒に働く同期や先輩との働き方への意識が違うと働きづらく感じます。

病院薬剤師の場合、自己研鑽にどの程度プライベートの時間を当てられるかの温度差があります。

  • 勉強会や学会への参加を、「もちろん行くよね」とかやんわり強要する人
  • 勉強しようと思っていても、「勉強しても意味ないよー」とかナチュラルにやる気を削いでくる人

解決方法としては

  • 話題を変える
  • 距離をとる

自己研鑽はあくまで自分の時間であるため、他人に強要されることは本来違うことですが、当たり前のように自分の考えを伝えてくる人はいるため、苦手であれば話を変える、距離をとるが一番になります。

放置される…労働環境を変える事は難しい 教育してもらえないときはどうする?

労働環境についての悩みとしては次のようなことが考えられます。

  • 忙しくて教育てもらえない
  • サービス残業

自分の職場がブラックか気になった方はこちらの記事も参考にしてください。
病院薬剤師はブラック?就職・転職でブラック病院を避ける方法

忙しくて教育してもらえない

病院薬剤の仕事は忙しく、常に時間に追われています。
そのため教えてもらう時間は作るしかありません。

  • 無駄な仕事はないか
  • すきま仕事はできないか
  • すきま時間に勉強

仕事を効率化することで時間を作り、作った時間を教えてもらう時間に当てます。

効率化を考える時は、すきま時間の有効利用をしましょう。

すきま時間を有効に使用するために、予め隙間でできる仕事を考えて業務を行いましょう。

また、教えてもらうに当たっても基礎知識がある方が、何倍も有効です。

限られた時間を、有効に使用するため、すきま時間を使って学習、疑問の抽出を行うことは大切です。

すきま時間を使った勉強方法についてはこちらの記事も参考にしてください。

⇒ 【新人・転職 必見】病院薬剤師の勉強方法 調剤薬局でも使えます

サービス残業

勉強会や症例報告などは自己研鑽に当たるため、多くの施設では残業時間として認めていないかと思います。研究や学会発表も個人のキャリアアップのためと考えられるため、自己研鑽として時間外に準備します。

  • 勉強会
  • 症例報告
  • 研究・学会発表

これらのことは、自主的にやれば自己研鑽、強制であれば残業と考えてもよいのですが、多くの場合は望まない場合でも残業代は出ないため、多かれ少なかれサービス残業と感じる場合もあります。

解決方法としては、下記がおすすめです。

  • すき間時間で勉強会へ参加
  • 症例報告の効率化
  • 資格取得を目指す

すき間時間で勉強会へ参加

現在勉強会は、新型コロナの影響もあり、eラーニングやオンラインでの開催が主流となっています。

オンライン開催のメリットは、スマホなどの通信機器があればどこでも参加ができることにあります。
薬剤師にとって勉強は避けて通れませんが、隙間時間を上手に使うことで、拘束時間が無くなり、サービス残業にならずに済みます。

症例報告の効率化

病院では資格取得や薬学生の課題のために症例報告を作成することがあります。症例報告は基本的には自己研鑽に分類されることも多く、残業とはなりません。スキルアップのためには重要ですが、サービス残業と考える人も多いと思います。

症例報告などの発表は予め構成を考えておくことで、効率よく作成することができます。無駄を省くことで拘束される時間を減らすことができます。

資格取得を目指す

資格の取得を目指すことも気持ちの上ではおすすめです。
やりたくない研究や学会発表でも将来の資格取得などのキャリアに役立つのであれば、多少はがんばれます。
自分のキャリアのために活かせないか考えることで、モチベーションアップにつながることもあります。

将来のキャリアは早めに計画!

将来が不安…

このままこの病院で働き続けても、将来が想像できない。
このような悩みを持った新人さんも多いと思います。

このように感じる理由には、このような先への不安があると思います。

  • 目標がない
  • 取得したい資格がある
  • 結婚・出産後のキャリア

将来のキャリアを考え、不安を明確にすることは漠然とした不安を和らげることにつながります。

薬剤師のキャリア形成についてはこちらの記事も参考にしてください。

病院薬剤師のキャリアアップ!資格取得方法と転職タイミング

目標がない

何も目標が無いままで、日々の業務に追われていると、ふとした時に「このままでいいのだろうか?」など不安になることがあります。

そんな時は小さな目標でよいので何か成果を残していくとよいです

  • 本を読む
  • 業務の中でわからないことを調べる
  • 資格を取得する

ポイントは何を成したかを明確にすることです。

本を1冊読んだ。1つ薬剤を調べた。〇〇の資格を取得した。

成果を明確にすることで、自分の中でステップアップしたことが実感できるため、次へのステップにもつながり、成長を感じることができます。

取得したい資格がある

取得したい資格があるけど、どのように取得すればよいかイメージできない人も多いと思います。

資格取得として

  • 自分の努力で取得可能
  • 研修参加など病院の許可が必要

に分けることができます。まずは自分の取得したい資格がどちらかを調べておきましょう。

自分の努力で取得可能な資格に関しては

  • 資格取得までの道筋を明確にする
  • 目標達成までのステップを作成
    ⇒ 取得したい時期によって、ステップの大きさを考える
  • 業務の効率化を考える
    ⇒ 資格取得のための時間を確保するため

これらを達成することで取得に近づけます。

一方、研修参加のための出張など、病院の許可が必要で自身の努力だけでは不可能な場合もあります。

この場合は、

  • 資格取得のチャンスを準備して待つ
  • 資格取得のために転職する

このような選択になると思います。

資格取得のチャンスを待つ場合、しっかりと自分がその資格を取得したい意思があり、勉強をしていることを理解してもらうことが大切です。

注意として、資格取得を目指すあまり、他の業務がおろそかにならないことが挙げられます。
出張などの外部に出す場合は、その分院内の業務が大変になります。周りの理解を得なければならないため、日々の業務は普段以上に頑張ることも重要です。

注意としては、転職先が今と同様で資格取得が困難な場合があることです。
このようなことがないように、転職を考える場合は、転職先の情報をしっかりリサーチすること、就職時には自分には資格取得の意思があることをしっかり伝えることが大事です。

また、資格取得のようなスペシャリストを目指す以外にもジェネラリストを目指すことも選択肢にあってよいと思います。

⇒ どんな薬剤師になりたい?ジェネラリストとスペシャリストを考える

結婚・出産後のライフプラン

将来、結婚・出産を考える方にとって、病院で働き続けてよいかは悩むところだと思います。

悩む一番の理由として病院が忙しいことが挙げられます。

この悩みを解決するには、下記が有効です。

  • 産休・育休を取得している先輩に話を聞く
  • 不安を明確にしておく

産休・育休を取得している先輩に話を聞く

実際に自分の職場で産休・育休の取得して働いている先輩がいれば、話を聞いてみることが一番です。業務で見える姿以外に、家庭でどのようなことをしているのか、旦那さんは家事に協力的かなどを聞いてみると病院で働き続けるイメージがしやすいと思います。

不安を明確にしておく

転職を考えている人は不安に思っていることを明確にしておくことも有効です。

  • 産休・育休の取得条件
  • 調剤薬局での働き方
  • 育児中の働き方

このような悩みを抱えた薬剤師さんは多くいます。
ママ薬剤師用のサイトなどもあるため、そのようなサイトを参考にするのもよいです。

ママさんのキャリアについてはこちらの記事も参考にしてください。

⇒ 【パターン別に解説】病院薬剤師が考える失敗しない病院転職の始め方

将来のキャリアを考える!新人で転職はあり?

新人さんが転職を考えるときの多くは悩みに直面した時になります。

  • 仕事についていけない
  • 人間関係がしんどい
  • 職場環境がブラック
  • 将来のキャリアが心配

このような悩みに直面した時に転職を考えていることが多いと感じます。

新人さんで転職をおすすめする場合としない場合について紹介します。

詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
転職したい新人の病院薬剤師さんが注意すること

新人での転職をおすすめしない場合

転職におすすめしない場合として次の場合が挙げられます。

  • 仕事についていけない
  • 人間関係

上記の理由で同業種に転職する場合はおすすめできません。

上記の問題は多かれ少なかれ転職先でも当たる可能性があります。

これらの問題に当たった際には、まず解決を目指すことが大事になりますが、1年や2年で解決しないことも多いです。
上記の理由で新人さんが転職をすると、転職先でも同じ理由で辞めてしまうかもと考えられてしまいます。

新人で転職したほうがいい場合

転職を考えたほうがいいのは、次の場合があげられます。

  • 職場環境がブラック
  • 将来のキャリアが心配

違法労働や過剰なサービス残業など身体を壊す恐れがある場合、早めの転職を行うことは悪いことではありません。
身体を壊し、その後の社会復帰ができなくなる例はいくつも聞いたことがあります。

自分では判断できないことも多いため、つらいと感じたときは知り合いや友人に相談することが大事です。

職場内では相談できないことも多いですが、そのような場合は転職屋さんに相談しても大丈夫です。一人で考え込まないようにしましょう。

将来のキャリアを考えての転職も早いほうがいいです。

特に業種を変える場合は早ければ早いほうがいいです。

病院から薬局や薬局から病院では仕事内容や考え方が全然違います。

そのため、前職の経験が長くても経験年数にならないこともあります。

将来を考えたときに今の職種が向かないと考えたときは早めの行動がすすめられます。

まとめ

今回紹介した悩みの他にも様々な悩みがあると思います。

悩みを解決するためには、まず自分が何に悩んでいるかを知る必要があります。

その中で解決する方法があるのかリストにしてみるとよいです。

不安など悩みはわからないことが原因となる場合があります。
そのような場合何がわかって、何がわからないかを整理するだけでも不安が解消されることもあります。

まずは自分の悩みが何かを明確にすることが大事です。

当サイトは薬剤師が抱える悩み病院薬剤師歴10年の自分が考えています。
興味がある方は他の記事も参考にしてください。

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